去る平成二十七年十二月三日(月)午後四時より、教区宗務所である龍泉寺道場において直林一敏教区長導師のもと、「冬報恩講陀羅尼会」が勤修されました。
当日は午後三時から『如来寿量品』の読み合わせを行い、興教大師覚鑁上人に対する報恩謝徳を捧げるため、一心に習礼が行われました。
法要に先立ち午後三時三十分より、観福寺中 小澤俊章師より、十善戒についてのご法話がなされました。
午後四時より、龍泉寺御詠歌講、光明院御詠歌講による同行和讃奉詠の中、上堂し法要が開始され、奠供初段鈸の作法中、献灯、献花、献香、寺庭婦人会により丹精込めて作られた当教区秘伝の「根来汁」が興教大師覚鑁上人に奉献されました。
法要の中では興教大師入滅和讃・付圓明を奉詠したのち、檀信徒の方々と共に智山勤行式をお唱えし、最後に密勤国土和讃奉詠の中、退堂となり無事に本年の冬報恩講は無魔成満されました。
改めて、今回の法要で仏さまとの縁を頂けたことに感謝し、興教大師覚鑁上人の教えをさらに研鑚し、日々、精進して参りたいと思います。 合 掌