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「仏さまと出会う巡礼の旅」坂東霊場・水澤観世音参拝

去る平成27年11月27日、埼玉第一教区檀信徒教化推進会議「仏さまと出会う巡礼の旅」坂東霊場・水澤観世音参拝を開催した。

 当日は、教区内寺院の檀信徒並びに主催者側総勢160名が、大型バス3台・中型バス1台に分乗し、群馬県渋川市伊香保町の坂東霊場第16番五徳山水澤寺、通称水澤観世音に参拝へと向かった。

 午前9時に埼玉第一教区内の4箇所の集合場所を出発し、水澤観世音に至る約2時間の間には、NHK『ひるまえほっと』の「てくてく散歩」のコーナーにて、仏像の楽しみ方を教えている、仏像ナビゲーターでありミュージシャンでもある宮澤やすみ先生を講師にお迎えし、ご講演をいただいた。

 宮澤先生は、仏像見学ツアーの講師を永くお勤めになられた経験から、今回の20分程のご講演を、3度乗り換えて、4台のバスで行うという、軽業的な企画も難なくこなしていただけた。

 また、宮澤先生には、オリジナル曲の代表作『ご開帳ブルース』のDVDをご用意いただき、車載テレビを利用して、ご講演の最後に、車内の参加者たちとともに合唱するという、楽しい催しも行っていただいた。

 今回は、目的地への足を延ばすために、車中にてご講演をいただくという、新しい試みであったが、宮澤先生のご活躍とご理解により問題なく行えた。

 ご講演を車中にて行なわせていただいたことで、現地では、昼食に名物のうどんをいただいたり、散策やお土産を買う時間に余裕が持て、参加者には、晩秋の水澤観世音周辺の小旅行を楽しんでいただけたようである。

 参加者からは「お寺さんで、バスを仕立てていただいての旅行は、安心感があり、住職さんと一緒にお参りして読経させていただけると清々しい気持ちになります」「お寺さんを大切にしている、心持ちの人達と過ごす時間は、心安らぐものでした」といった、ご意見をいただけた。

                     (地蔵院 小室雄充)