去る令和六年十二月三日(火)午前十一時より教区宗務所、隨泉寺において渡邊道夫教区長導師のもと「冬報恩講陀羅尼会」を勤修いたしました。
当日は法要に先立ち、「如来寿量品」の読み合わせを行ったのち、午前十時半から実正寺住職上村正健師より、現代の我々にも当てはまる多くの罪を懺悔され、全ての苦を代わりに受けてくださるという興教大師さまの「密厳院発露懺悔文」について法話がありました。
午前十一時より、埼玉第一教区寺庭婦人会、遍照講隨泉寺支部の皆さまによる同行和讃奉詠のなか上堂し、奠供の終わりに寺庭婦人の皆さまが心を込めて作られた「根来汁」を渡邊京子寺庭婦人会会長が奉献されました。
法要のなかでは、興教大師さまの遺徳を偲び「興教大師入滅和讃付圓明」の奉詠を行いました。
そして参加された檀信徒とともに「智山勤行式」をお唱えし、「密厳国土和讃」奉詠のなか、職衆一同退堂しました。
その後の参加者への根来汁のおもてなしでは味も好評で、さらには皆、興教大師さまが寒さをしのがれているお姿を回想しながら有り難くいただいておりました。
当教区では、毎年冬報恩講陀羅尼会を勤修させていただき、参加者が興教大師さまのご功績やご遺徳に感謝するきっかけとなっております。
合 掌
【法要次第】
先、奠供 根来汁奉献
次、如来寿量品
次、御詠歌 興教大師入滅和讃 付圓明
次、尊勝陀羅尼
次、智山勤行式 参加者一同
次、普回向
【法要配役】
導 師 隨泉寺 渡邊 道夫 僧正
一 﨟 実正寺 上村 正健 僧正
二 﨟 光明院 荒井 正道 僧正
三 﨟 法福寺 大津 隆裕 僧正 (経頭)
四 﨟 地蔵尊院 江連 俊隆 僧正 (詠題詠頭)
五 﨟 泉蔵院中 山口 弘隆 僧都
六 﨟 錫杖寺中 江連 俊教 僧都
七 﨟 寳厳院中 元山 憲寿 僧都
八 﨟 正源寺中 荒井 勝哉 僧都 (奠供)
会奉行 明王院 山口 純雄 僧正
承 仕 源永寺中 石山 大十 僧都
持寳院中 元山 弘寿 僧都
随 喜 龍泉寺 直林 一敏 僧正
ご詠歌奉詠 埼玉第一教区寺庭婦人会
遍照講隨泉寺支部
(法福寺 大津隆裕 記)