去る平成30年9月13日（木）「埼玉第一教区教化研究会」が別院真福寺に於いて開催されました。今回は講師に智山教化センター所員 鈴木芳謙先生をお迎えし、「寺院の外部環境の変容―人口減少・少子化・お墓・家族」についてご講義を賜りました。
講義の前半では宗派による総合調査の結果をもとに過疎問題からはじまり、全国から各地域にスポットをあてての解説をいただきました。また、時代別に核家族・少子化による一般世帯推移から年代別に見るお墓参り・お墓に対する意味合いや意識調査について解説いただきました。講義の後半では引き続き宗派による総合調査の結果から葬儀と菩提寺・僧侶に対してのアンケート結果をもとに細やかな解説をいただきました。
ご講義を通じて、時代の変容と共に寺院のあり方も今までと同じではなく、見直しと改善をするべきであると感じました。今を生きる時代の人々が寺院に対してどのような意識であるのか、また、どのようなことに興味があるのかということに向き合いながら檀家の方々のみならず、時代のニーズに合ったコミュニティをつくっていければと思います。
埼玉第一教区教化研究会開催にあたり、お忙しい所、当教区教化研究会の講師をお引き受け頂きました、鈴木芳謙先生をはじめ、ご協力賜りました関係各位に感謝を申し上げ、ご報告とさせていただきます。 泉蔵院内 山口弘隆
