最勝院

最勝院
さいしょういん
行基菩薩が養老年間(717年〜724年)に、自刻したと伝えられる十一面観音を、摂津昆陽寺より移安して本尊とし、永正13年(1516年)宥光法師により創建されたと伝えられている。しかし、山門を入り左側に正応2年(1289年)沙弥道教の建てた板碑があり、その当時すでに何らかの精舎があったものと思われる。この板碑はキリク字部分上部が欠けているが、川口市内で最長(現状165cm)である。昭和10年代に故小川馬助氏の寄進により鐘楼・英霊堂が建ち寺域の景観を一新した。特に鐘楼は「皇軍武運長久」と書かれた剣型が、屋根中央に立てられていて珍しい。その他楠公銅像、陸軍大将荒木貞夫揮毫の忠魂供養塔(碑文は徳富蘇峰撰)、陸軍大将本庄繁揮毫の傷痍軍人顕彰碑など軍国時代を思い起こさせるものがある。天保年間に(1573〜92年)に再建され、明治、大正と修理改築を加えた旧本堂はいたみがはげしく、昭和52年1月に新築されたものである。
山号
: 薬王山
本尊
: 十一面観世音菩薩
住所
: 川口市飯塚1-15-24