とうふくじ
慶長年間(1596年〜1615年)の草創であり、開山は賢宥、元和5年(1619年)12月28日入寂。開基は大河図書で、この人は草加宿を開いた人でもあるが卒年は不詳である。明治時代草加を襲った大火により、十王堂を焼失している。又、梵鐘、表門外に安置されていた鋳造の地蔵は第2次世界大戦の折、供出にあい、梵鐘は昭和24年再鋳された。平成10年10月10日には、不動堂が新築された。この不動堂は、明治五年四月、この東福寺にて行われた、「成田山新勝寺」の不動明王のご開帳を記念し、近隣の人々の浄財によって建立された。その後、約百二十年の間、風雨に耐え続けて参りましたが老朽化が進み、当時の住職 秋山照正住職の発願により「不動堂新築」という一大事業が勧められ無事完遂した。現在では、平成の「草加不動」として近隣の篤い信仰を集めている。